インフルエンザの感染を防ぐには(続き)
おはようございます、かいばら整骨院の足立です。
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2月休診日の変更
日曜日と2月17日(土)です。
上記以外の土曜・祝日は午前中診療しております。
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インフルエンザの予防にはまだまだたくさんあります。
ぜひご参考にしてみてください。
たとえば、マスク。
マスクは、感染を防ぐために、ある程度の効果はあります。しかし、小さなウイルスを完全にブロックするわけではありません。実際には、予防のために着けるマスクより、感染した人が着けるマスクの方が効果的。咳をする人がつけていれば、飛ぶ瞬間の粒は水分を含んで大きいため、マスクでブロックされやすいからです。このような予防は、感染している本人が気をつけることから「咳エチケット」と呼ばれています。
また、マスクには以外と知られていない「隠れた効果」があります。マスクをつけている人は、手で口や鼻を触れる機会が少なくなります。したがって、マスクによって、手を介した感染が起こりにくくなることも期待できるのです。
しかし、マスクを着用している時でも、その手は環境によって汚染されています。マスクをはずしてから、すぐに鼻や口に触れてしまえば、せっかくの隠れた効果も無駄になってしまいます。「マスクを取る時の手洗い」を忘れないようにしましょう。
残念ながら、「うがい」の効果は限定的です。かつては、子供の頃から「うがい」をすすめていましたが、今では積極的に推奨されていません。鼻や口の粘膜についたウイルスは、ごく短時間で感染してしまいます。日常的にできる「うがい」の回数は限られるため、どうしても効果は限定されてしまうのです。頻回に水やお茶を飲むということをすすめる人もいますが、飲むだけではウイルスの付着する部分を全てカバーすることは難しく、やはり回数にも限界があります。
「加湿」には、2つの意味があります。ひとつは、乾燥した環境の方がウイルスの感染性が高まるので、それを避ける目的です。もうひとつは、鼻・口腔内・気道の粘膜の乾燥を防ぐ目的です。これらの場所の粘膜が乾燥すると、局所的な免疫が低下する可能性があるからです。これらのことから、「加湿」の予防効果は期待できますが、それを明確に示した研究や調査がないというのが現状です。
手洗いの有効性は明らかですが、水道があるところも限られる日常生活の中で、それほど頻回に繰り返すことはできません。したがって、優先すべき手洗いのタイミングも考えることも大切です。人の多く集まる場所、環境に頻回に触れる場合、マスクを取る時などが、手洗いの効果が高いタイミングです。
また、医療現場や食品衛生で行われているように、冷たい水で30秒以上かけて手の隅々まで洗うことを、日常生活で繰り返すことも大変です。最低でも、口や手に触れる指先、手のひらを中心に洗ってください。また、水道がないところでは、市販されているアルコール製の手指衛生剤も有効です。
今回も私のメルマガを読んでいただき本当にありがとうございました。
あなたが心も体も健康に過ごせることを、願っています
かいばら整骨院 足立道成
